⑧ 二次相続は相続税が高くなる? | | 浦安・市川相続遺言相談室

相続税が高くなりやすい二次相続に有効な対策とは?
☑ 二次相続対策って具体的に何をすればいいの?
☑ 生前贈与や生命保険をどう活用すればいいかわからない…
☑ 家族が税金で損をしないための最適な方法を知りたい!
そんなお悩みはありませんか?
「二次相続対策として何を行えばよいのか分からない」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、将来の税負担を減らし、効果的な節税につながる「6つの有効な対策」を詳しくご紹介します。
二次相続対策として有効な6つの方法
節税とトラブル防止の具体策
💡 1. 生前贈与
二次相続の負担を抑えるために、生前贈与を活用する方法があります。贈与税の基礎控除枠(年間110万円まで)を毎年活用して少しずつ財産を贈与することで、段階的に相続を進めることができます。
⚠️ 注意点(税制改正)
生前贈与として認められるのは亡くなる7年以上前の財産です。令和5年度の税制改正により、生前贈与の加算期間が「死亡前3年」から「死亡前7年」に延長されました(2024年1月1日以降の贈与から適用)。したがって、できるだけ早めに贈与を始めることがポイントです。
【生前贈与のメリット】
- 相続が希望通りに進められる: 希望通りの相続が可能になり、相続争いを未然に防ぎます。
- 認知症リスクの回避: 認知症などで意思確認ができなくなり財産が凍結される影響を小さくできます。
- 早期の財産割り振り: 子育て世帯など、現時点で資金が必要な家族に有効に活用してもらえます。
💡 2. 配偶者の資産を増やさない
二次相続の際には、一次相続で配偶者が得た財産と配偶者自身の資産に対して相続税が課税されます。そのため、一次相続の時点で配偶者への相続をある程度抑えることが効果的です。
価値が上がる可能性のある不動産や株式などは、一次相続の際に子どもに相続させることで、評価額が低いうちに相続を完了させることができます。
ただし、配偶者の資産を減らしすぎると生活に支障が出るため、配偶者が安心して生活できる資産を確保しつつ、バランスを取った相続計画を立てることが最優先です。
💡 3. 生命保険の活用
生命保険の受取金は相続税の対象ですが、法定相続人1人あたり500万円の非課税枠が設けられています(相続放棄した人がいても人数に含む)。これを利用することで相続税の負担を軽減できます。
また、預貯金とは異なり凍結されずに現金として受け取れるため、納税資金としても非常に有効です。高齢や持病があっても加入しやすい「終身保険」がおすすめです。
⚠️ 受取人の設定に注意
一次相続の際には、生命保険金の受取人を「子供」にしておくことも効果的です。受取人を配偶者にすると、結局その保険金が二次相続の対象となってしまいます。
💡 4. 子どもに実家を相続させる
一次相続で実家を子どもに相続させて「小規模宅地等の特例」を適用すると、330㎡までの宅地に対して評価額を80%減額することが可能です。配偶者控除は実家以外の財産に利用するのが効果的です。
ただし、子どもがこの特例を利用するには、子どもが実家に同居していることなどの条件があるため、同居や二世帯住宅の検討も有効です。
また、「配偶者居住権」を利用することで、配偶者がそのまま住み続けながら(居住権)、実家の所有権を子どもに相続させることができ、二次相続の税負担を軽減することが可能です。(途中で住まなくなって売却すると、配偶者居住権を利用したために逆に損をすることもあるので取り扱いは難しい)
💡 5. 相続をする場合の財産の種類を変更
一次相続の際に、配偶者に資産性の高い財産を相続させないことが鍵となります。
例えば、家賃収入が得られる賃貸住宅や配当収入を生む財産を配偶者に相続させると、その収入が積み重なり、二次相続の時点では大きな資産になって課税額が増加します。節税の観点からは、これらの財産は一次相続時に子どもに相続させる方が有利です。
💡 6. 数次相続控除による優待規定を利用
10年以内に一次相続と二次相続が立て続けに発生する場合、「数次相続控除」の優遇規定を利用できる可能性があります。この控除を利用すると、一次相続で配偶者が支払った相続税の一部が、二次相続時の相続税から控除されます。二次相続が発生した際には申告を忘れずに行いましょう。
自分に合った対策を早めに実行しましょう
二次相続では配偶者控除が使えないため、相続税が高額になる可能性があります。そのため、生前贈与や生命保険の活用など、今回ご紹介した様々な対策を早期に知り、計画的に進めることが節税につながります。専門の税理士などの助けを借りて、上手に相続対策を行いましょう。
将来の相続に向けた対策、お済みですか?
二次相続を見据えた遺産分割や生前対策は、早めの準備が肝心です。
当法人では、ご遺族の負担を軽減し、円満な相続を実現するためのサポートを行っております。
お気軽にご相談ください
「二次相続が心配」「生前対策を始めたいが何からすべきか迷っている」など、少しでもお困りごとがあれば、一人で悩まずに私たち専門家にご相談ください。
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士 オールシップ
代表
市山 智
- 保有資格
司法書士 行政書士
- 専門分野
相続・遺言・成年後見・民事信託
- 経歴
相続・遺言・生前対策を中心に取り扱う「司法書士法人・行政書士オールシップ」の代表。相続関係の手続きや成年後見等の財産管理など、年間300件以上の相談に対応。分かりやすく・笑顔で相談に乗れるよう心掛け、迅速・丁寧な対応で依頼者からの信頼も厚く、リピートや紹介での依頼も多い。相続関連書籍の執筆協力やセミナー・研修等の講師実績も多数あり。


















































