⑲ 認知症になる前にできる相続対策 | | 浦安・市川相続遺言相談室

相続の生前対策を検討されている方へ
☑ 自分が認知症になったら、財産の管理はどうなるの?
☑ 将来、子どもたちが遺産を巡って揉めないか心配…
☑ 配偶者が困らないよう、今のうちに対策をしたい!
こんなお悩みはありませんか?
相続は、亡くなった方の財産を承継する重要なプロセスです。しかし、手続きの複雑さや関係者間の意見の相違などから、トラブルに発展するケースも少なくありません。
大切な家族が困らないよう、生前から適切な対策を講じておくことが大切です。本記事では、相続の準備の第一歩と、代表的な生前対策について解説します。
まずは「相続調査」から始めましょう
生前対策を検討する前に、まずは現状を正しく把握することが第一歩です。
① 相続財産の把握
自分の財産状況を把握しましょう。不動産、預貯金、株式、保険など、プラスの資産だけでなく、借金などの負債も全て確認します。
② 相続関係の把握
相続人となる家族の状況を確認します。相続人の人数や関係性、各人の生活状況などを考慮に入れておく必要があります。
その上で、「自分の意思をどのように反映させるか」を検討し、遺言書の作成や家族信託などの具体的な対策を選んでいきます。
状況に合わせて選ぶ「5つの生前対策」
代表的な生前対策とメリット
生前対策にはさまざまな手法があります。それぞれの目的とメリットを理解し、ご自身に合った方法を選びましょう。
💡 1. 遺言書の作成
【目的】 元気なうちに相続財産の分配方法を明確にするための基本的な対策です。
【メリット】 遺言書を作成することで、遺産分割に関する家族間の争いを防ぎ、特定の資産を特定の人に遺贈することができます。
■ 遺言書の3つの種類
- 自筆証書遺言: 自分で手書きし、署名・押印するだけで有効ですが、法的な不備がないよう注意が必要です。
- 公正証書遺言: 公証人の関与の下で作成されるため、法的な有効性が高く、無効になるリスクが極めて低いです。
- 秘密証書遺言: 遺言内容を封印し、公証人に届け出る方法です。
💡 2. 家族信託(民事信託)
【目的】 財産管理を信頼できる家族などに託す仕組みです。
【メリット】 信託を設定することで、認知症などでの財産凍結トラブルを防ぎ、家族が資産を適切に管理・分配することが可能です。財産管理が複雑な場合にも対応できます。
信託期間や受益者、資産の配分方法などを生前に決めておくことで、認知症発症後の口座凍結を防いだり、相続発生後のトラブルを防ぐことができます。不動産の有効活用や、事業承継対策としても非常に有効です。
💡 3. 任意後見制度
高齢で判断力が低下しつつある場合には、早めに財産管理の対策を講じることが重要です。
【目的】 判断能力が低下した場合に備え、あらかじめ後見人を指定し、将来の財産管理を任せることができる制度です。
【メリット】 自分の意志で信頼できる親族や専門家を後見人として指定しておくことで、将来認知症になっても安心して財産管理や介護の手配などを任せることができます。
💡 4. 生前贈与
特定の人に特定の財産を確実に遺贈したい場合、遺言書だけでなく、生前贈与を検討することも一つの方法です。
【目的】 生前に財産を贈与することで、希望通りに財産を引き継ぐことを確実にする手段です。
【メリット】 生前に財産を分け与えることで、相続時のトラブルを未然に防ぐことができます。また、年間110万円などの一定の非課税枠を利用することで、相続税対策にもなります。
💡 5. 税務対策(生命保険・不動産活用など)
相続税の負担を軽減したい場合には、税務対策を考慮した対策が必要です。
■ 生命保険の活用
生命保険を利用することで、相続税の非課税枠(500万円 × 法定相続人の数)を活用することができ、節税対策として効果的です。保険金は口座凍結されずすぐに受け取れるため、納税資金としても役立ちます。
■ 不動産の有効活用
空き地などを賃貸アパートといった収益物件に転換することで、収益を得ながら相続税評価額を抑えることができ、相続税の負担を軽減します。他にも養子縁組などの方法が有効なケースもあります。
専門家と最適な対策を選びましょう
相続の生前対策は個々の資産状況や家族構成に応じて異なります。まずは自身の状況を把握し、遺言書の作成、信託の活用、任意後見制度の検討、生前贈与、税務対策など、適切な手段を選択することが重要です。
司法書士や税理士など相続の専門家に相談することで、最適な対策を講じ、スムーズな相続を実現しましょう。
将来の相続に向けた生前対策、お済みですか?
遺言書や家族信託などの生前対策は、ご自身の意思を明確にし家族を守るための重要な準備です。
当法人では、ご負担を軽減し、円満な老後と相続を実現するためのサポートを行っております。
お気軽にご相談ください
「認知症になる前に何を準備すればいい?」「家族信託ってうちの家族にも使える?」など、少しでも疑問や不安があれば、手遅れになる前に私たち専門家にご相談ください。
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士 オールシップ
代表
市山 智
- 保有資格
司法書士 行政書士
- 専門分野
相続・遺言・成年後見・民事信託
- 経歴
相続・遺言・生前対策を中心に取り扱う「司法書士法人・行政書士オールシップ」の代表。相続関係の手続きや成年後見等の財産管理など、年間300件以上の相談に対応。分かりやすく・笑顔で相談に乗れるよう心掛け、迅速・丁寧な対応で依頼者からの信頼も厚く、リピートや紹介での依頼も多い。相続関連書籍の執筆協力やセミナー・研修等の講師実績も多数あり。


















































